
ツクシ~ 気になる土地が見つかったよ
大きさも良さそうだし、金額も思ったより安そうだし
決めちゃおうかなぁ

実際その土地は見たの?

見てないけど、通りがかったことあるし、あの辺は環境もいいはず

ええ!!

実際の土地見ないで決めちゃだめだからね!!

インターネットの土地情報には写真も付いてたし、大きさも金額も理想通りなら よくない?

まてまて ちゃんと現地見るんだよ 見るべきポイントを解説するから
土地の広さの目安の立て方はこちら↓


土地は、これからそこに住む大事なところ
買い直しなんてできないと思って慎重に選びましょう
必ず現地の状況は確認しましょう
- 1.更地かどうか?
- 2.電線や電柱の状況
- 3.隣の土地や道路との高低差
- 4.道路側溝の状況
- 5.境界杭の有無
- 6.越境が無いか?
- 7.家の前の道路状況

え?
そんなにあるの?

見るべきところはたくさんあるよ 日当たりとか一般的に想像付きそうなことは除いた上で
重要なところを抜粋してみました

抜粋してもこれだけあるのか・・・

じゃあ一つずつ説明していくね
1.更地かどうか?
まずは、現状の把握 物件情報に更地と書いてあって、現状も更地であればいいけど、何か残ってるものがあれば、不動産屋に確認が必要
撤去予定なのか? いつ撤去するのか?
【解体更地渡し】って物件もある
現状は建物が残っているが、契約し物件を引き渡すまでに解体して更地にしますとか
トラブルを回避する為にも、時期や解体内容は不動産屋に確認しましょう

更地ってどういう意味?
整地と違うの?

いいところに気づいたね
更地と整地では、状況が変わるよ
更地は基本的には建物が無い状態の土地
整地も基本的には建物が無い状態で、重機等で平らに整えてある状態の土地

草が生えてたら?
整地してあっても、時間が経って草が生えてきたら?

そうだよね
現状渡しってのもあるよ
一般の人だと、更地と書いてあると、きれいに整地してあるイメージの人もいるだろうから・・・
土地の状態を確認しましょう 更地なのか建物があるのか
建物が残っていて解体更地渡しなのか現状渡しなのか確認しましょう
不安がある場合は、どういう状態で引き渡しになるか不動産屋に確認いたしましょう
2.電線や電柱の状況

土地の上に電線がまたいでいないか確認しましょう

そんなことあるの?

以外に見落とす場合があるよ
だいぶ上で高圧電線が通っていたり
人の敷地へ引き込まれる電線が、購入予定の土地の上空を通っていたり

意識して現地見ないと見落とすね

敷地の上を通っているのもだけど
全く電線がなく、電気を引き込めない場合も注意が必要だよ

あとは、電柱が敷地に対してどの位置にあるのかも要注意だよ

それによって、駐車場に影響があるのかどうか?
影響がある場合電柱を移動できるのかどうか? その時費用がかかるのかどうか?

電柱を移動するのに費用がかからないことがあるの?

状況によってはね あとは電力会社によっても見解が違うかもしれないし、電柱がNTTの電柱かもしれないしね
気になるようだったら、担当の不動産会社に確認が必要だよ
土地の上空に電線がまたいでないか確認
電柱や電線が近くに全くない場合は注意が必要
駐車スペースの計画やアプローチ計画で電柱が邪魔にならないか確認
3.隣の土地や道路との高低差
隣の土地や道路との高低差がある場合は注意が必要です
家の計画だけでなく、駐車場との関係、高低部分をどのようにするのか
造成等に費用がいくらかかるのか
下手な建築屋の概算で、後で費用が予想より多くかかった( ノД`)シクシク…
なんて話はよくあります
高低差が大きい場合は、条例等で建築に制限がかかる場合もあります
こういった土地の場合は、いくつかの建築会社で見積りを取って、それぞれの意見を聞いて参考にするのが、いいと思います
この内容は別記事で詳細を書いていきたいと思っています
隣地や道路と敷地の高低差をチェックしましょう
高低差の処理(よう壁)に多くの費用がかかる場合があります
法律や条例で制限がかかる場合があります
4.道路側溝の状況
敷地の前の道路側溝に蓋が無い場合 自費で道路側溝まで入れ替えないといけない場合があります
道路側溝は、市道の場合は市の所有 その上を通って敷地に入る為蓋をしたい
勝手に市の所有に蓋をかけて通行するわけにはいけません
市の許可を貰う必要があり、その場合市の指定する方法で工事をしないといけません
そういった、蓋が無い道路側溝がある場合は、不動産屋や建築会社にご相談するといいと思います
敷地に道路側溝が接していない場合も注意が必要です
家を建てる場合 基本的には家の雨水(敷地の雨水もまとめる計画を要求される場合有り)をまとめて放流する必要があります
その雨水の放流先が無いとなった時の対処法、それにかかる費用など、土地を購入する前に把握しておくといいと思います
道路から敷地に問題なく入れるか?
敷地に道路側溝が全く接していない場合は注意が必要
5.境界杭の有無
境界杭の有無は購入前に把握しておきましょう
現地に境界杭があるかどうか
無い場合、購入引き渡し時に境界杭を入れてもらえるのか
境界杭は隣の敷地の方とのトラブル回避の為、要注意だと思います
境界杭がしっかりあって、確定測量図があるのか
購入前には、不動産屋からしっかりと話を聞いて、理解しておきましょう
6.越境していないか?されていないか?

越境って?

敷地の境界を越えて建物がはみ出してる状態の事だよ

そんなことほとんどないでしょ?建物が越えていたら大問題じゃん

建物が越えていたら・・・
なかなか無さそうだと思いがちだけど、屋根のひさしだったりが越えてる事がたまにあるんだよ

でも解体して更地を買うつもりだったら気にしなくていい?

お隣さんが越えてきてると、大問題なんだよ

え? お隣さんが?

越境を改善しないと、最悪のケース 家が建たないって事もあるよ

え? なんで?

家を建てる申請が通らなかったり、住宅ローンが借りれなくなるよ

家を建てる申請が通らないのは、なんとなくわかるけど、なんで住宅ローンが借りれなくなるの?

その土地が住宅ローンの担保としてみれなくなるからだよ
7.家の前の道路状況

朝、家の前の道路が通勤ラッシュの道路や通学ラッシュの道路かどうかはチェックしておいた方がいい

確かに・・・車通勤だと考えないと・・・
子供の列が途切れない状況で車を出さないといけないとなると大変

駅の近く小学校の近くって人気だけど、あまりにも近すぎると、こういった事も考慮する必要があると思います

あとは、極端に狭くないかもチェックが必要
車の出し入れがしにくかったり、工事費が高くなったり、道路用地として敷地が一部建築に使えなかったり

土地はしっかり現地を確認しないといけないね

見ないで買う人はほとんどいないと思うけど
注意する点を知ったうえで見に行くのとでは、見方が全然違うと思うし、判断の参考にもなるからね
その土地に住んだらどうなるのかを想像して、いろいろな視点からチェックして土地を見極めましょう
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